一生に一度の結婚式。
人生最大の晴れ舞台でもあるこの日は、最高におしゃれな結婚式にしたいと思う花嫁さまも多いですよね。

この記事では、おしゃれなウェディングの作り方を、ウェディングのテーマという観点から解説していきます。

おしゃれなウェディングにするためのテーマの考え方がわかるので、これから結婚式をする花嫁さまは、
アイテム選びやDIYなどにぜひご活用ください!

この記事をおすすめしたい人
◾︎これから結婚式を控えている方
◾︎おしゃれな結婚式にしたいと思っている方
◾︎結婚式にこだわりたいと思っている方
◾︎悔いのないよう結婚式準備を進めたい方
◾︎おしゃれな結婚式にしたいけど、どうすればいいのかわからない方

 

おしゃれな結婚式にするためにおさえるポイント【テーマの決め方】

まずは、結婚式のテーマを決めましょう!

結婚式というセレモニーのコンセプトを考えるのです。

コンセプトやテーマを考えないといけないと思うと、
いきなりむずかしく感じてしまう花嫁さまもいらっしゃるかもしれませんが、
むずかしく考える必要はありません。

むずかしく考えてしまうのはやはり、
「特別な結婚式にしたい!」
「おしゃれで素敵な結婚式にしたい!」
という気持ちが大きいからかもしれません。

それはぜんぜん悪いことではなく、花嫁さまであれば誰でも思う自然なことです◎

しかし、あこがればかりが先走って、背伸びしたような無理のあるテーマにたどり着いてしまっても、
テーマばかりが浮いてしまって、どこか感情移入できない、ゲストがついていけないような結婚式になってしまいかねません。

大事なのは「2人らしい」テーマかどうかということです。

「特別なものでなくてはいけない!」と考えてしまうと、「2人らしさ」がおいてけぼりになってしまう可能性があるので、一旦「特別」へのあこがれは横に置いておきましょう。

「2人らしさ」のあふれる結婚式であれば自然と2人にとっての「特別なカタチ」が見えてくるはずです。

2人のことを振り返る

では、「2人らしいテーマ」を考えるには、具体的にどうしたら良いのでしょうか?

まずは、2人のことや結婚式のこと考えてみましょう。
テーマを考える“とっかかり”は意外なところにあったりします。

◾︎どんな結婚式にしたい?
◾︎その式場に決めた理由は?
◾︎ゲストをどんなふうにおもてなししたい?
◾︎二人の出会いはどんな感じだった?
◾︎二人はいつもどこに出かける?
◾︎二人の趣味は?
◾︎二人の思い出の場所は?
◾︎二人の大切な思い出はなに?
◾︎二人の好きなものは?

書けるところから書き出していって、これ良いかも!と思ったものをピックアップしてみましょう!

2人のなれそめ

2人のなれそめを振り返ってみても良いかもしれません。
2人のなれそめをテーマにする新郎新婦さまも多いですよ。

2人のなれそめをテーマにした例

◾︎2人の出会いはお料理コンパでイタリアンを作ったこと。その後も記念日にはイタリアンを食べに行っていたから、結婚式のテーマはイタリアンレストラン。
ウェルカムスペースに調理器具を置いたり、本日のメニューのポスターを貼ったりした。各テーブルにイタリア国旗を置いたのも好評だった。

◾︎2人の出会いがアカペラサークルだったから、結婚式のテーマは音楽会。
プロフィールブックに歌の歌詞を載せて、ゲストみんなで歌う演出もした。

◾︎2人の出会いがテーマパークのバイトだったから、結婚式のテーマは遊園地。
招待状はテーマパークのチケット風にして、ウェルカムフードにポップコーンを用意した。

などなど、2人にとって特別に思い入れのある思い出をカタチにするのは、
2人のなれそめを知っている友人には共感を呼びますし、
2人のなれそめを初めて知る方々には、2人の新しい一面を知ることができて喜ばれます。

2人の思い出の場所

2人にとって思い出の場所や、大切な思い出をテーマにするのもすてきです。

2人の思い出の場所をテーマにした例

◾︎2人ともドラマ「花より男子」が好きで、プロポーズも「花より男子」のロケ地だったから、結婚式のテーマは「花より男子」。
学園物語にちなんで、卒業文集風のプロフィールブックを用意した。

2人の趣味

2人のあいだに共通の趣味がある場合は、趣味をテーマにするのもおすすめです。

◾︎2人ともジブリが大好きだから、結婚式のテーマは「ジブリの世界」。
トトロにちなんで切り株のウェディングケーキを用意したり、ジブリの曲を流したりした。

◾︎2人ともアクティブでよく公園でバトミントンなどをして遊ぶので、結婚式のテーマは「ピクニック」。前撮りも公園でピクニック風に撮った。

2人の結婚式への思い

「2人もインドアだから特別な思い出といわれても…」
「2人に共通の趣味がない…」
という花嫁さまも安心してください^^

冒頭に書いたように、「特別でなくてはいけない」と考える必要はありません◎

「感謝を伝える結婚式にしたい」
「ナチュラルな雰囲気の結婚式にしたい」
「お花がたくさんあふれる結婚式にしたい」

ということもテーマになるのです。

どんな結婚式にしたいかを、まずは書き出してみると考えを整理することができますよ。

テーマを形にする

結婚式のテーマが決まったら、それを形にしていく必要があります。

おしゃれな結婚式にするには、世界観が統一されているということが大事になってきます。
まとまりのある空間にすることがポイントです。

せっかく素敵なテーマがあっても、統一感のない世界観になってしまったらゲストにもテーマが伝わりづらくなってしまいます。

しかし、これもむずかしく考える必要はなく、ステップを踏んで考えていけばまとまります。
テーマをすてきな世界観に落としこめるように、ひとつずつ考えていきましょう。

テーマカラーを決める

まずはテーマカラーを決めましょう。

式場の装飾やアイテムに使う色数が多すぎるとまとまりのない印象になってしまいます。

まずは、テーマカラーを3色ほどにしぼって、アイテム選びの際にはテーマカラーの中から選ぶようにするのがおすすめです。

例えば、式場のテーブルランナーがゴールドだから、テーマカラーはゴールドと、ゴールドと相性の良いネイビー、ブラウンをメインに決めて、装飾アイテムを選ぶというような感じです。

式場が木目調のブラウンベースなのか、まっしろなホワイトベースなのかにもよって合わせるカラーは変わるので、式場のイメージから膨らませるのもおすすめですし、
テーマに沿ったカラーで考えても良いと思います。

お色直しのドレスのカラーをテーマカラーのひとつにする花嫁さまもいらっしゃいますよ◎

モチーフを決める

カラーと同じように、使うモチーフもある程度しぼって決めていきます。

いろんなモチーフが可愛くて目移りしてしまいますが、あれもこれも取り入れていたらちぐはぐな世界観になってしまうので気をつけましょう。

例えば、ナチュラルウェディングがテーマの結婚式なら、森の動物と切り株をメインモチーフにして、
動物の置物をおいたり、切り株を用意してもかわいいですよね。

音楽会がテーマだったら、音符やト音記号などをテーブルナンバーにするのもおすすめです。

(どちらも実際に過去に担当させていただいた花嫁さまのアイデアです^^)

どんなテーマにするかを決めて、テーマに沿ったモチーフをピックアップしていくようにします。

あまりに多岐に渡るモチーフを使いすぎると、散らかってまとまりのない印象になってしまうのでモチーフの種類をしぼるようにしてくださいね。

卒花さんの例をインプットする

テーマやモチーフを決めるのは、何も例がないとけっこう難しく感じてしまうかもしれません。

むずかしい、わからない、という場合は、卒花さんの実例を参考にしていきましょう。

最近はインスタグラムで、花嫁専用アカウントを作るのが定番化してきていますし、結婚式場やブライダル関係の業者も必ずといっていいほど専用アカウントを持っているので、
インスタグラムで参考画像を探すのもおすすめです。

もしくは、結婚式場のホームページなどにも過去の花嫁さまの実例がたくさん載っていたりするので、参考になりますよ。

実例の調べ方

まずはインスタグラムを活用してみましょう。

#会場装飾
#ウェルカムスペース
#ウェルカムスペース装飾
#テーブルコーディネート
#席次表
#プロフィールブック

など、装飾やアイテムなどに関するワードで少しずつ言葉を変えて検索してみましょう。
気になった投稿はブックマークしておきましょう。

インスタグラムの画像の右下にあるしおりマークをタップすると投稿をブックマークすることができます。

自分のプロフィールトップ右上の三本線をクリックすると上記の画面が出るので、保存済みからブックマークした投稿一覧を確認することができます。

便利な機能なので、結婚式のイメージを固める上でぜひ活用してみてくださいね。

他には、みんなのウェディングなどの結婚式場の情報をまとめた情報サイトや
各結婚式場のホームページなどには、実際の結婚式レポが紹介されていたりするので、こちらも参考になると思います◎

テーマを結婚式に落とし込む

卒花さんの実例を調べるうちに感覚をつかんでいる方も多いかもしれませんが、
テーマを表現するのは、

◾︎ドレス
◾︎装飾

◾︎小物
◾︎ペーパーアイテム
◾︎余興(ムービー含む)
◾︎音楽

などです。

装飾アイテムやペーパーアイテムを選ぶ際に、テーマに沿ったものを選ぶようにするとまとまりのある世界観が構築されていきます。

スタッフやプロに相談する

装飾やアイテムの詳細を決めるときに、スタッフや、外注する業者の方に要望を伝えることも多いと思います。

スタッフや業者の方に相談するときには、ぜひ2人で考えたテーマも一緒に共有してくださいね。

相手はプロですから、2人の結婚式への思いや、こだわりのあるテーマをふまえて
新しい提案やアドバイスをしてくれるかもしれません。

迷ったら相談する、という選択肢があるだけで心強い気持ちになれます。

ペーパーアイテムとして形にした実例

過去に私が担当させていただいた花嫁さまの実例を紹介させていただきます。

プロフィールブックや席次表などは、ゲストひとりひとりの手元に渡るのでじっくりみてもらえますし、結婚式が終わっても手元にずっと残しておいてくれるゲストも多いですよ。

見るたびに結婚式のことを思い出してもらえるような、テーマを打ち出したデザインで作るのがおすすめです。

ジブリが大好きなお二人のプロフィールブック

トトロの名シーンを新郎新婦さまに置き換えてイラストに描かせていただきました。

ピクニックウェディングのプロフィールブック

ピクニックをテーマにイラストを描かせていただきました。

花より男子をモチーフにしたプロフィルブック

こちらのお二人は、花より男子の名シーンをモチーフにイラストを描かせていただき、中は卒業文集風になりました。

ナチュラルウェディングのプロフィールブック

ガーデンウェディングの結婚式とのことで、グリーンいっぱいの表紙を描かせていただきました。

ほかにもブログ記事では納品実績を紹介しています。
テーマ固めから、どのようにデザインにしていくかまでを解説しているので、参考にしてみてください。

\ ほかの実績も見る /
実績の記事

準備を進めるうえで大事にすること

テーマに沿って結婚式の準備を進めるうえで、忘れてはいけないのは「おもてなし」の心です。

ゲストは、貴重な休日に時間を割いて結婚式に足を運んでくれています。

せっかくおしゃれな演出や装飾をしても、「おもてなし」の気持ちがなければ、自己満足に終わってしまい、ゲストの目には「おしゃれ」なものに写りません。

一見おしゃれな結婚式とおもてなしって関係があるの?と思うかもしれませんが、
おもてなしの気持ちがあれば、ゲストは歓迎されていることが嬉しくて、より2人の世界観に入ってきてくれるようになります。

例えば、結婚式のゲストのみんなが楽しめるような演出や配慮があれば、ゲストも傍観者ではなく、参加者になってくれるので、2人の結婚式のこだわりポイントにも気が付いてくれるというわけです。

ゲストに喜ばれる、楽しんでもらえるおもてなしこそが最大の“粋”おしゃれな演出になりますよ。

「良い結婚式だったね」といってもらえるような、おしゃれで素敵な結婚式にするためには、ゲスト目線にフォーカスしてみることも大事です。

まとめ

どんな結婚式にしたいかイメージは湧いてきましたか?

テーマやコンセプトを決めることは、おしゃれな結婚式にする上で
とても大事なステップになります。

しかし、あまりむずかしく考える必要はありません。

「特別な結婚式にしたい」という気持ちばかりで考えると
テーマばかりが浮いてしまい、2人らしさのない結婚式になってしまいます。

大事なのは、「2人らしい」結婚式をすることで、
それがいちばんの個性として滲み出てきます◎

そしてもう一つの大事なことは、おもてなしの心を忘れないこと。

ゲスト目線を忘れて自己満足になってしまっては、
せっかくのおしゃれな結婚式でも何も心に残りません。

ゲストへのおもてなしを考えて、来ていただく人みんなに
楽しんでもらえる結婚式が“粋”なウェディングになり、
ゲストからも「良い結婚式だった!」と言ってもらえる結婚式になります。

2人らしいおもてなしにあふれる結婚式が結果的に
おしゃれで素敵な結婚式として、2人の思い出にも、ゲストの心にも残る結婚式になりますよ。