結婚式準備中の新婦様
「ペーパーアイテムを準備しようと思っていますが、
プロフィールブックって要りますか?
ムービーも作るし、少人数だし、
正直プロフィールブックはいらないかなと思っています」
「プロフィールブックはいらない」と
おっしゃる新郎新婦様もいらっしゃいますが、
そんなことありません!!
プロフィールブックは準備しておくと良いことだらけなんです。
用意しておいた方が絶対良いです、と私は言いきれます!
用意せずに「やっぱり用意しておけばよかった」となることはあっても、
用意しておいて「やっぱりいらなかった」となることはありません。
(「用意しておいて良かった^^」となると言いきれます!)
私は、300組以上の新郎新婦様のプロフィールブックを
作ってきましたが、
ひとくちにプロフィールブックといっても
その用途はほんとうに幅広い…。
- 披露宴における実用性に全振りするパターンもあれば、
- 結婚式だけにとどまらず、一生の思い出作りとして作っておきたいパターンもあり、
もちろん、その中間の「実用性」も「思い出」も兼ね備えた
良いとこどりのブックにしたい、というパターンも。
プロフィールブックを、どんな用途(目的)で作りたいかによって
さまざまなパターンが考えられるので、可能性は無限大なんです。
内容次第で、ゲストにとっての結婚式の楽しみ方も
グンと広がって趣深いものになりますよ^^
本記事では、
実際に過去に納品したプロフィールブックをご紹介しながら、
プロフィールブックの多様性を解説していきますので、
ご自身でどんなプロフィールブックが作りたいか考えながら
読んでみてください^^
本記事の概要
◾︎どんな規模感の結婚式でもプロフィールブックを用意するべき理由
◾︎ムービーとプロフィールブックの使い分け
◾︎披露宴での「実用性」に全振りした効率重視のプロフィールブックとは?
◾︎結婚式にとどまらず、一生の思い出として残しておけて、記念品になるプロフィールブックとは?
◾︎披露宴での「実用性」と、一生モノの「思い出」を兼ね備えた良いとこどりのページ構成
この記事を書いた人
西村友里
(イラストレーター/デザイナー)
新郎新婦様のプロフィールブックを制作しています。
納品実績は300件以上。
さまざまな構成のプロフィールブックを制作した経験を元に
結婚式におけるプロフィールブックの役割をご紹介します。
>>ホームページ >>MENU
もくじ(クリックした項目に移動します)
プロフィールブックはいらないなんてことはない!あると絶対良い!その理由は?
>>絵本のような世界観で作るイラスト*プロフィールブックA Sunny Day
「プロフィールブックがいらない」と思われる理由は
以下のどれかパターンではないでしょうか?
- 「プロフィールムービーを作るから、
内容が被りそうなのでプロフィールブックはいらない」
- 「少人数婚で、ごく親しい人しか来ないので、
プロフィールブックはいらない」
- 「ペーパーアイテムは、メニューと席札があれば事足りそうなので、
プロフィールブックはいらない」
いえいえ!プロフィールブックは、
決してプロフィールを紹介するだけのものではありません。
- プロフィールムービーを作る場合でも、
- 少人数婚(家族婚)の場合でも、
プロフィールブックがあれば、
ゲストにとっても
新郎新婦様にとっても
結婚式の楽しみ方が広がって、もっともっと思い出深い結婚式になるんです!
実際に、私は、
ムービー準備されている新郎新婦様でも
家族婚の新郎新婦様でも
プロフィールブックを制作させていただいたことは何度もありますよ^^
⚫︎どんな規模感の結婚式でもプロフィールブックはあると良い理由
少人数や家族婚だと
「プロフィールブックはいらない」と考える方も多いのですが、
そんなことはありません。
プロフィールブックは「ゲストへのプレゼント」として
準備しても良いものです。
ご家族や、親しい人へのプレゼントとして、
思い出の写真などをまとめたプロフィールブックを
プレゼントされるという新郎新婦様も多いんです。
人数が少ないからこそ、
懐かしい写真で盛り上がり、
挙式後のお食事会で、会話の花を咲かせてくれるのが
プロフィールブックなんです。
⚫︎プロフィールムービーを作る場合でもプロフィールブックがあると良い理由
プロフィールムービーを作る場合、
ムービーに思い出の写真をたくさん使いますよね。
だからこそ、
「プロフィールブックも作ったら、内容が被ってしまうのでは?」
と考える新郎新婦様も多いですね。
ですが、そんなことはないんです!!
もし、
ムービーを作るから、
写真はなるべくムービーに使いたいという場合、
プロフィールブックには、
写真を必要としない「文字メインのコンテンツ」を
中心に載せるという方法があります。
例えば、
- 当日のプログラム
- BGMセットリスト
- 親御さんからのコメント
- Q&A(クエッション&アンサー)
- ゲストのコミュニティごとに個別のメッセージ
- 新郎新婦様の思い出のエピソード(思い出ランキング)
などなど…、それはもう色々です。
ムービーとは別でプロフィールブックを準備しておくと、
ゲスト同士で披露宴の待ち時間や歓談中など
盛り上がることができるため、
結婚式の演出としても、
ゲストへのおもてなしとして重要な役割を果たします。
詳しくはこれからお伝えしていきますね。
⚫︎メニューや席札以外にもプロフィールブックがあると良い理由
メニューや席札など準備すれば、事足りるのでは?
とお考えの新郎新婦様は、
効率重視・実用性重視のお2人かもしれませんね^^
そんなお2人にもプロフィールブックはおすすめなんです。
実用性に全振りして、
効率重視のプロフィールブックにすることもできるんですよ!
披露宴での「実用性」に全振りした、効率重視のプロフィールブック
さて、では、実際に
どんなプロフィールブックを準備すればいいのか
あなたの用途や目的に合わせて解説していきます。
まずは、披露宴での「実用性」に全振りした、効率重視のプロフィールブックですね。
実は、披露宴を行うにあたり、
「効率」を重視すると、
準備した方が良いペーパーアイテムって意外と多いんですよ。
●一般的な実用的コンテンツ
- 席札(裏に感謝のメッセージを書くことも)
- お食事のメニュー表
- ドリンクメニュー
- 席次表
などが、一般的な実用性重視のペーパーアイテムですが、
これらをそれぞれ別々で準備するとなると、
複数に分かれてしまいますよね。
準備するのも大変になるかもしれませんが、
何よりも結婚式当日、ゲストが、
「◯◯を確認したい場合は、どの紙を見ればわかるの?」
と、いくつもペーパーアイテムがあることで混乱を招くことも…。
ですが、
「プロフィールブック」として、
ぜんぶを1冊にまとめてしまえば、
そんな心配はなくなります!
●ゲストが心地よく過ごせるコンテンツ
また、
メニューや席次表などの一般的なコンテンツ以外にも、
入れておくと、便利で、ゲストにも優しいコンテンツがたくさんあります!
例えば、当日の披露宴プログラムを入れておくと(▲上写真)、
トイレのタイミングや、
新郎新婦様とお写真を撮りに行くタイミングなども
わかりやすいんです。
それなりに規模の大きな結婚式の場合は、
ゲストにとって、
とてもありがたいコンテンツなんですよ^^
また、それなりに規模の大きな結婚式の場合、
職場の上司の方にスピーチや乾杯を頼む場合もありますよね。
そんな場合でも、スペシャルサンクスとして
スピーチや乾杯の方のお名前を載せておくと、
ご両親が披露宴中にご挨拶や御礼に伺いやすいです(▼下写真)
逆に、ご家族だけの少人数婚の場合は、
出席されるご家族ゲストの家系図を入れておくと、
相手のご家族の関係性などもわかります(▼下写真)
●遠方から来るゲストへ配慮したコンテンツ
こちら(▲上写真)は、
遠方からきてもらうゲストのために、
結婚式場近くの、新郎新婦様オススメの観光スポットを
まとめたコンテンツを入れています。
結婚式が結んだ後、
ゲスト同士で遊びに行くのも盛り上がりそうですね。
遠方のゲストもそうですが、
近くからいらっしゃるゲストも楽しめるコンテンツです^^
●披露宴での余興に必要なコンテンツ
披露宴での余興に必要なコンテンツを入れておくと、
プロイフィールブック1冊で披露宴を楽しめるのでとても便利です。
こちら(▲上写真)は、
披露宴でのゲームに必要な説明文と、クイズをコンテンツとして入れました。
また、
こちら(▼下写真)の新郎新婦様は、
当日の余興として、登山風にスタンプラリーを準備されていて、
登山に見立てたスタンプラリーの台紙をプロフィールブックに組み込みました。
(▼下写真/右ページ)
●席札の幅が広がるコンテンツ
手書きメッセージを書く欄なども設けておくと(▲上写真)、
ひとりひとりにメッセージを書くことができます^^
一般的には、
プロフィールブックではなく、席札の裏にメッセージを書いておく、
という新郎新婦様も多いですね。
ですが、
最近の席札はとても多様化されているので、
木製のものやガラス製、アクリル製の席札などいろいろあります。
テーブルコーディネートに合わせて、
紙製じゃない席札をご用意される方もいらっしゃるので
その場合は、
プロフィールブックにメッセージ欄を用意しておくと便利です。
●ゲストから写真を送ってもらえる仕掛け
当日、ゲストが撮ってくれたお写真を、
新郎新婦様へ送ってもらうQRコードを載せておくと
効率が良いです。
しかも、何よりゲストとの交流が深まるきっかけにもなります^^
LINEの連絡先を載せる場合もあれば、
Googleドライブなどで専用の保管先を準備して、
ゲスト同士でも写真を楽しめるようにするのも素敵です^^
結婚式にとどまらず、一生ものの思い出として残しておけるプロフィールブック
プロフィールブックは、内容次第では、
ゲストへのプレゼントのひとつとしての役割も担います!
そして、もちろんゲストへのプレゼントっでもありますが、
お2人にとっても「結婚式の思い出」として
一生ものの記念品にもなるんです^^
●生い立ちをまとめたコンテンツ
定番として人気なのは、生い立ちをまとめたコンテンツ。
生まれた時から現在に至るまでの思い出を厳選してまとめた
「生い立ち」は懐かしい写真もあったり、
見応えもあり、
ご家族やご友人とも思い出話に花が咲くコンテンツです。
私のプロフィールブックブランドA Sunny Dayでは、
生い立ちをイラストでまとめたコンテンツも作っています(▼下写真)
お写真も素敵ですが、イラストでまとめることで、
「絵本」さながらの仕上がりになり、
ゲストへのプレゼントとしても、
手に取ったときに絵本のような楽しさが喜ばれます^^
●馴れ初めをまとめたコンテンツ
また、
馴れ初めをイラストでまとめてもドラマチックな仕上がりに^^(▲上写真)
もちろん、思い出のお写真で馴れ初めをまとめるのも素敵です(▼下写真)
●お写真を載せない場合のおすすめコンテンツ
ムービーを作る場合は、お写真をなるべくムービーに使いたい、
という新郎新婦様も多いですよね。
そんなお2人には、文字メインのコンテンツがおすすめ。
ゲストから質問を募集して、
プロフィールブックで回答するというQ&Aは、
ゲスト同士でも盛り上がる人気のコンテンツ。
また、新郎新婦様の思い出ランキングも
お2人のお付き合いのエピソードが盛りだくさんなので、
ゲストはお2人のことがもっとよく知ることができるし、
お2人にとっても、
思い出のエピソードを視覚化して残しておくことは
人生の財産になっていきますよ^^
●結婚式をもっと能動的に楽しめるコンテンツ
BGMセットリストも、実はオススメのコンテンツです。
音楽が好きな人は多いですし、BGMセットリストは
ゲストにとって、結婚式を音楽ありきで別の角度からも楽しめるコンテンツになります。
また、選んだ曲目は、新郎新婦様にとっても
思い入れのある曲ばかりではないでしょうか?
結婚式に使用した曲を、
こうして視覚化して残しておくのも
良い思い出になること間違いなしです^^
●クリエイティブなコンテンツ
また、お写真を使うコンテンツのパターンでも、
プロフィールムービーと棲み分けできるコンテンツがあるんです。
こちら(▲上写真)は、新郎新婦様のこれからしたいことを
12個の夢として載せました。
夢に関連する思い出の写真を載せたり、
フリー素材の写真を載せたりして、
たくさんの夢が詰まったページは、見ていてワクワクしますし、
プロイフィールブックを見ながら
一緒に叶えていくお2人のこれからの楽しみにもなっていきますね。
イラストでまとめたパターンもあります(▼下写真)
披露宴での「実用性」も思い出としての記念も兼ね備えたぺージ構成
さてさて、
披露宴での「実用性」に全振りした効率重視のプロフィールブックも
結婚式の思い出として記念品やプレゼントにもなるプロフィールブックも素敵ですが、
その中間の
どちらも兼ね備えた、良いとこどりのプロフィールブックを作りたい!
という新郎新婦様が一番多いのではないでしょうか?
そんなお2人のために、
どちらも兼ね備えたプロフィールブックのページ構成をご紹介!
プロフィールブックを用意してみようかな?
と少しでも思われた新郎新婦様は参考にしてみてください
基本の8ページからご紹介しますね。
●基本の8ページ構成とは?
そもそもプロフィールブックの構成を紹介しますね。
プロフィールブックは、冊子型のものがほとんどですが、
冊子型になると、いちばん少ないページ数でも
(表紙・裏表紙含め)8ページになります。
1枚の紙を半分に折ったもの(上図左)を2つ重ね(上図右)、
真ん中を綴じた構成が、基本の構成になるからですね。
●8ページ構成の例
こちら(▲上写真)の新郎新婦様のプロフィールブックの構成は、
表紙
- 2ページ:ご挨拶、手書きメッセージ欄(▲上写真)
- 3ページ:プロフィール(▲上写真)
- 4-5ページ:見開きで席次表(▼下写真)
- 6-7ページ:生い立ち(▼下写真)
- 裏表紙:メニュー(▼下写真)
という構成になっています。
席次表やメニューなど、必須の項目も入れながら、
生い立ちなどの思い出コンテンツも網羅できる構成です。
あるいは、
席次表を載せない場合は、
ページ構成の幅がグッと広がります。
こちら(▼下写真)の新郎新婦様の場合は、
- 表紙
- 2ページ:ご挨拶、プロフィール
- 3ページ:メニュー
- 4-5ページ:生い立ち〜お2人の出会い
- 6-7ページ:旅行に行った思い出エピソード
という構成になっています(▼下写真)
シンプルにまとめたい人は、
二つ折りの4ページ構成でも良いですね。
こちら(▼下写真)の新郎新婦様の場合は、
- 表紙
- 中の見開きページ:席次表、メニュー
- 裏表紙:ご挨拶、プロフィール
まとめ:プロフィールブックは要る!用意するに越したことはない
プロフィールブックの多様性について伝わりましたでしょうか?
どんな用途、どんな目的で用意するのかによって、
内容はまったく変わってきます!
まずは、
- どのくらいの規模感の結婚式なのか(少人数 or それなりの規模)
- 結婚式の他の演出・余興との兼ね合い(ムービーを用意するのかどうか)
- 必須項目はあるか(席次表やメニューを入れる?入れない?)
- 実用性を重視したいか、思い出を重視したいか
- 思い出を重視したい場合、何がいちばん思い入れがあるのか
- ゲストとのプレゼントとして考えた時に、何がいちばん喜ばれそうか
などの複数の観点から、
どんなプロフィールブックを用意するのか考えてみてくださいね。