結婚式の招待状は、挙式の2〜3か月前にゲストの手元に届くのが一般的です。
郵送と手渡しではそれぞれマナーが違うので、注意しましょう。
招待状は、結婚式のいちばん最初のおもてなしといわれています。
しっかりおさえておくべきマナーを把握して、結婚式へ気持ちよく来ていただけるといいですね。
この記事の内容
◾︎招待状の郵送と手渡しのマナーのちがい
◾︎郵送する場合の注意点
◾︎風景印について
◾︎手渡しの場合の注意点
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もくじ(クリックした項目に移動します)
結婚式の招待状はいつ出す? 郵送と手渡しのマナーの違い
結婚式の招待状は挙式の2〜3か月前にゲストの手元へ届くようにしましょう。
返信ハガキの期日はおおよそ挙式から1か月前〜1か月半前になります。
ゲストへ招待状が届いてから、返信ハガキを郵送するまでの期間に
1か月〜1か月半くらいの期間を設けるのが一般的です。
また、招待状はできる限り手渡しで渡すようにします。
遠方のゲストや、なかなか会えないゲストのみ郵送という手段をとります。
手渡しが望ましいゲスト
◾︎主賓(会社の上司、学生時代の恩師など)
◾︎仲人(最近は仲人を立てないカップルも多い)
◾︎乾杯の挨拶や祝辞などをお願いするゲスト(上司、恩師、親族、友人など)
◾︎会社の上司や同僚
◾︎親族や身内など
◾︎日常的に会う頻度の高い人(距離の近い友人、身内など)
遠方や、スケジュールがなかなか合わないなど、手渡しが難しい場合は郵送にします。
郵送でも手渡しでも、あらかじめ招待したいゲストには、結婚式に来てほしい旨の連絡をして確認をとっておくようにしましょう。
なんの連絡もなしに、いきなり結婚式の招待状を渡す(郵送する)のはNGです。
それでは、
郵送する場合と、手渡しする場合は、注意しておくべきマナーが違うので、それぞれを解説していきます。
招待状を郵送する場合のマナー、注意点
郵送する日は投函日ではなく消印日!
挙式2〜3か月前あたりの大安、もしくは友引の日を選ぶようにしましょう。
このとき注意してほしいのは、投函日ではなく、消印の日付が大安・友引になるようにすること。
ポスト投函の場合は、集荷時間によって翌日の消印になる可能性があるので、必ず郵便局へ持ち込みましょう。
切手は慶事用のものを、料金不足の内容に準備!
切手は一般的に慶事用切手を使用しますが、
近しい友人や親族などにはグリーティング切手といわれる、可愛らしい絵柄のものを選択してもかまいません。
ただし、上司や目上の方への招待状には慶事用切手が無難です。
切手の料金不足にはくれぐれも注意しましょう
84円切手で送れる招待状
◾︎重さ25g以下
◾︎サイズ:長さ14~23.5cm、幅9~12cmの長方形
◾︎厚さが1cmまで
25gを1gでも越したら94円扱いになるので、心配な場合は料理用の計量器などで重さを測ってくださいね。
サイズ、厚みの規定は82円切手と同じですが、26g〜50gのものは94円扱いとなります。
94円切手で送れる招待状
◾︎重さ50g以下
◾︎サイズ:長さ14~23.5cm、幅9~12cmの長方形
◾︎厚さが1cmまで
一般的な招待状は洋形1号封筒、もしくは洋形2号封筒が使用されています。
一般的な招待状の封筒サイズ
◾︎洋形1号封筒:176mm×120mm
◾︎洋形2号封筒:162mm×114mm
上記のどちらかの封筒で50g以下なら94円切手を貼っておけばまちがいないでしょう。
120円切手で送れる招待状
◾︎重さ50g以下
◾︎サイズ:長辺34cm以内、短辺25cm以内
◾︎厚さ:3cmまで
◾︎スクエアタイプの封筒の場合は120円です。
スクエアタイプの封筒を使用する招待状も増えていますが、ほとんどの場合は160mm×160mmの封筒かと思います。
その場合は84円、94円では郵送できないので注意しましょう。
また、120円切手は慶事用のものがないので、ふつうの120円切手を貼ります。
慶事用の切手を複数貼ったりするのは避けてください。
封筒への入れ方については招待状の 切手の貼り方・値段は大丈夫?封筒への入れ方にも気をつけて!で解説しているのであわせてご覧ください。
返信ハガキにも切手を忘れずに
返信ハガキにも63円切手を貼るのを忘れないようにしましょう。
風景印を押してもらうのもおすすめ
郵送日は消印で換算されるので、必ず郵便局に持ち込みするようにします。
その際、消印には風景印を押してもらうと特別感が出るのでおすすめです。
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風景印とは、ご当地の名産品や風景などがデザインされた消印のこと。
場所によりデザインはさまざまで、とても素敵なんです。
風景印を押してもらう方法
1,風景印取り扱い郵便局を調べる
2,郵便局に招待状を持ち込んで「風景印を押してください」とお願いします。(午前中〜お昼の早めの時間に行きましょう)
3,郵便局員さんが押してくれます。
取り扱い郵便局が限られているので、事前に調べてからお目当ての郵便局に行きましょう。
▼取り扱い郵便局を探す▼
風景印取り扱い郵便局
招待状を手渡しする場合のマナー、注意点
宛先の住所は書かない
手渡しの場合は、相手のお名前のみを記載するようにしましょう。
このとき相手の肩書きや役職は記載しなくて大丈夫です。
手渡しの場合、宛先の住所は記載しません。
招待状はできる限り手渡しの方が礼儀を尽くすとされているので、住所が書かれていると、本当は郵送にしようとした、と受け取られてしまう可能性があります。
失礼にあたるので、手渡しリストは最初から段取りよくリストアップしておくのがおすすめです。
相手先の住所は書きませんが、差出人の住所は記載しておくようにします。
手渡しでも返信用ハガキには切手(63円切手)を貼っておく
招待状を手渡しする相手でも、同封する返信ハガキには切手を貼っておくようにしましょう。
ゲストが返信する際には、郵送と手渡しどちらでも選んでいただけるようにしておくのがマナーです。
糊付けはせず、封緘シールのみでとじる
手渡しの場合は、糊付けをしないようにします。
手渡しの場合は、受け取ったゲストはその場で中を見てくれることもあります。
その際、糊付けされているとハサミを入れなくてはいけません。
結婚式などのような慶事には封筒にハサミを入れるのはあまり縁起が良くないとされています。
また、ゲストにもハサミを入れる手間を取らせず開封してもらえるので、封緘シールのみでとじるようにしておきましょう。
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封筒への入れ方については招待状の 切手の貼り方・値段は大丈夫?封筒への入れ方にも気をつけて!で解説しているのであわせてご覧ください。
目上の人から渡す
職場などで招待状をお渡しする場合は、目上の人から渡すようにします。
失礼のないようあらかじめアポを取っておくとよいでしょう。
職場の中で、結婚式に招待していない人がいる場合は、他の人に配慮するのも忘れないように。
まとめ
招待状はできる限り手渡しが理想ですが、遠方だったり、スケジュールを合わせるのが難しいゲストには郵送で送ります。
それぞれのマナーが違うので注意しましょう。
郵送のマナー、注意点
◾︎大安、友引の日に郵送。
◾︎郵送日にちは消印で換算されるので郵便局窓口へ持ち込みを。
◾︎慶事用の切手、もしくは花柄などのグリーティング切手を貼る。
◾︎料金不足に注意。
◾︎風景印を押してもらうのもおすすめ。
手渡しのマナー、注意点
◾︎相手先の住所は記載しない。
◾︎糊付けしない。封緘シールのみでとじる。
◾︎返信ハガキには切手を貼っておく。
◾︎目上の人からお渡しする。全体への配慮も忘れずに。
手渡しの場合も郵送の場合も、事前に結婚式の報告をしておくのがベターです。
招待状は結婚式のいちばん最初のおもてなしです。
気持ちよく来ていただけるよう、ていねいにお届けしていきましょう。
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