プレ花嫁さま
「結婚式のオープニングムービーって、用意した方がいいでしょうか?
作るとしたらどんな内容で作ればいいのかな?と迷います。
どうせ作るならおしゃれに作りたいです!」
結婚式のオープニングムービーを自作するという新郎新婦さまも多いですよね。
オープニングムービーは、用意してもしなくてもどちらでもかまいませんが、
あれば新郎新婦さまの入場前に会場があたたまって、パーティーもより一層もりあがるのでおすすめなんです。
ただ、オープニングムービーは、プロフィールムービーのようなひな形がないので、
内容をしっかりと考えなくてはいけません。
そこで、今回は
オープニングムービーのコンセプトの考え方や構成、おしゃれに作るコツ、
ムービー制作時の注意事項などを解説していきます。
本記事の概要
◾︎オープニングムービーとは?長さや役割など
◾︎コンセプトの考え方
◾︎ムービーに使えるおすすめの無料素材
◾︎初めてでもカンタン!ムービー制作ソフト
◾︎ムービーを自作するときの注意事項
この記事を書いた人
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もくじ(クリックした項目に移動します)
結婚式オープニングムービーの作り方概要
結婚式のオープニングムービーは、いわば“テレビ番組の観覧の前説”みたいなものです。
テレビ番組の観覧に行ったことある人は少ないかもしれませんが、
(私も行ったことはないですが)
観覧のお客様に向けて、スタッフや見習いの芸人さんが注意事項や拍手のタイミングなどを
楽しく解説して会場を盛り上げておく“事前説明”というものがあります。
この“前説”があることによって会場があたたまり、いい空気感の中で番組収録が行われるという感じです。
オープニングムービーも、“前説”のようなもので、
あれば会場があたたまり、いい雰囲気のスタートが切れますよ◎
オープニングムービーの作る段取りは下記の通りです。
結婚式場への確認
◾︎挙式3~4か月以上前
◾︎ムービーの取り決めについて確認
◾︎画面の横縦比(16:9か、4:3のどちらかになります)
◾︎音源と映像を別で納品する必要があるかどうか
◾︎挙式の何日前までに納品しておく必要があるか制作スケジュールを立てる
◾︎挙式3~4か月前
◾︎ムービー制作の全体スケジュールを把握
◾︎リサーチ、コンセプト決め、構成決め、素材集めなどの段取り
コンセプトを考える
◾︎挙式2~3か月前
◾︎リサーチ
◾︎コンセプトを考える
◾︎構成を考える
オープニングムービー制作
◾︎挙式2~3か月前
◾︎制作ソフトを決める
◾︎制作ソフトの使い方を確認
◾︎制作していく
DVDに焼いて納品
◾︎挙式1か月前
◾︎DVDに焼いて再生確認
◾︎式場でも上映テストを行う
◾︎式場へ納品
ムービー制作がやることがたくさんあるので、段取りよく準備しておきましょう。
使い慣れないソフトでの初めてのムービー制作は
思ってたほどうまくいかない…ということもよくあります。
ムービーに関しては、前もって準備しておけるものでもあるので、
余裕をもって準備しておくことで、万が一のときはやっぱり外注するなどのフォローアップを取ることができますよ。
そして、ムービーの制作を始める前にかならず確認事項を式場へ確認しておきましょう。
あとから修正のきかない注意事項もあるので、かならず取り決めの確認をしてから始めてください。
手作りプロフィールムービーをおしゃれに作るためのポイント5つ【結婚式のDIY】のいちばん最初に確認しておくことでもムービー制作における確認事項について解説しているのであわせてご確認ください。
いちばん最初に確認しておくこと
オープニングムービーのコンセプトを考える
オープニングムービー作りのスケジュール感と確認事項を把握したら、さっそくコンセプトを考えていきます。
コンセプトを決めるためには、リサーチが肝心です。
youtubeなどで、どんなオープニングムービーを作りたいか考えながら、リサーチしてみてください。
リサーチするときに確認するポイント
◾︎ムービーの長さ
オープニングムービーの長さは1分30秒〜2分30秒くらいがちょうど良い時間です。
長くても3分以内に収めるようにしましょう。
3分をすぎると長すぎると感じて、ゲストに飽きられてしまう可能性があります。
◾︎「Welcome!」などの歓迎の文言やごあいさつ
「Welcome to our Wedding!」
「本日はお越しいただきありがとうございます」
「楽しい時間をお過ごしいただければ幸いです」
「それでは会場後方をご覧ください」
など、動画に入れる文言もさまざま。
そのほかに、新郎新婦さまのお名前と挙式日に関してはテッパンで入っています。
メッセージをたくさん入れたいかどうか、という点でも構成が変わってくるので、注意してみてみましょう。
◾︎新郎新婦のカンタンな紹介
新郎新婦のカンタンな自己紹介を入れるパターンもあります。
新郎新婦のプロモーション動画のようなイメージです。
思い出の写真をたくさん使うのも良いですし、新しく動画を撮影するのもすてきです。
◾︎新郎新婦の思い出の写真
ふたりの思い出の写真や動画を1つにまとめたものを
ふたりの軌跡としてオープニングムービーにまとめるのも素敵です。
その場合は、プロフィールムービーと内容がかぶらないように気をつけましょう。
◾︎プロフィールムービーとの使い分け
オープニングムービーのほかに、プロフィールムービーも準備する場合は、
内容がかぶらないように注意します。
内容がかぶっていたりすると、既視感があり、ゲストも飽きてしまう可能性があります。
プロフィールムービーも準備する場合は、プロフィールムービーの内容を先に考えてからオープニングムービーの内容を考えるのがおすすめです。
プロフィールムービーも準備する場合は、
・成長過程や思い出の写真
・ふたりの思い出の写真や動画
・カンタンな自己紹介
などの内容はかぶりやすいので、オープニングムービーでは使うのを避けることが多いですよ。
◾︎主賓・来賓のご紹介
オープニングムービーで
・乾杯のごあいさつ
・祝辞
・余興
・司会
・友人スピーチ
などを担当していただくゲストの方のご紹介をしていくパターンもあります。
ゲストも盛り上がってよりいっそう会場があたたまりますね^^
※ご紹介するゲストには事前に許可を撮っておきましょう。
◾︎コマ撮りのオープニングムービー
けっこう手間のかかる動画ですが、そのぶんこなれ感が出て人気の演出です。
ストーリー性があってかわいらしいオープニングムービーに仕上がります。
◾︎前撮り写真を使ったムービー
前撮り撮影を行なった場合は、前撮りのお写真をたくさん使用するのもおすすめです。
ムービーのクオリティは、素材のクオリティが大きくかかわります。
プロが撮った写真や動画を使うだけで垢抜けた印象のムービーになります。
◾︎テレビ番組のパロディ風
リサーチをしていて、テレビ番組のパロディ風やディ◯ニー風のムービーもたくさんヒットするかと思います。
とても素敵で、人気の演出ですが、こういったムービーは制作する前に式場に確認をとっておいてください。
パロディ風や◯◯風などのムービーは、場合によっては著作権などの知的財産権に抵触する可能性があります。
内容や、式場の対応によっては上映できないということになりかねません。
作ったはいいものの、式場で上映できず作り直し…になったら悲しいですよね。
制作する前に式場に確認して、どういったものなら上映できるかどうかをかならず確認しておきましょう。
※内容によっても、式場や担当の方によっても対応が異なります。
どんなオープニングムービーを作りたいか考える
リサーチができたら、どんなオープニングムービーを作りたいかというテーマを考えていきましょう。
テーマが定まっていないと、ぼんやりとしたムービーになってしまいます。
オープニングムービーで何をいちばん伝えたいか(何を表現したいか)を考えながら、テーマを決めていきます。
オープニングムービーでいちばん重視したいことは?
◾︎ふたりの軌跡(なれそめ)などを紹介
◾︎ふたりのカンタンな自己紹介
◾︎来てくれてありがとうの感謝の気持ち
◾︎結婚式のコンセプトを感じられるムービーにしたい
◾︎盛り上がっていけるような景気付け
この記事も参考に
オープニングムービーの構成を考える
コンセプトが決まったら、細かく構成を考えていきます。
キレイに描かなくても良いので、
4コマ漫画のように書き出していくのがおすすめです。
コンセプトだけ考えて、いきなり作り始めてしまうと内容や軸がブレてしまうということもあります。
また、構成を考えておかないと、素材(写真や動画)を準備するときに何の素材を集めていいのかわからなくなってしまい、
ムービーを制作しているときに「素材が足りない!」なんていうことにもなりかねません。
構成はざっくりでも良いので「いちばん重視したいこと」をよく念頭においてよく考えていきましょう。
ムービーに使用する素材を集める
オープニングムービーに使用する素材はこちらです。
◾︎曲(BGM)1曲
◾︎写真
◾︎動画
◾︎メッセージなどの文言、文字
◾︎効果などのフリー素材
曲(BGM)1曲
オープニングムービーに使用する曲は基本的に1曲です。
また、1分30秒〜2分30秒がちょうどいい長さなので、1曲まるまる使用するということも少ないかもしれません。
(冒頭〜最初のサビまでなど)
会場をあたためる役割のあるオープニングムービー。
曲調は、ゆったりとしたバラードよりも、アップテンポの曲など
しっとりしすぎない曲がよく使われています。
写真
オープニングムービーに、ふたりの思い出の写真を入れるということだったら
データを集めておきましょう。
このとき注意する点は、LINEなどのアプリを経由した写真は画質が落ちていることもあるということです。
写真のデータはなるべく画質のキレイなものを選んでください。
画質が粗いとムービーに取り込んだときに画面の見栄えが悪くなってしまいます。
LINEなどのアプリを通さずに保存してある写真にしましょう。
また、写真のデータがなく、紙の写真をスキャンしてパソコンに取り込む場合は、解像度300dpi以上に設定してください。
動画
オープニングムービーのために新たに動画を撮影するのもおすすめです。
(内容にもよりますが)写真のスライドのみのムービーよりもストーリー性が増します。
動画は、一眼レフがおすすめですが、なければスマホでもかまいません◎
しかし、撮り方には注意してください。
動画を撮るときの注意点
◾︎カメラ(スマホ)は固定して撮る
◾︎ヨコ長の画面で撮る
◾︎構図にこだわって数パターン撮っておく
◾︎つなぎの部分に数秒の余裕を持たせておく
詳細は手作りプロフィールムービーをおしゃれに作るためのポイント5つ【結婚式のDIY】の動画を撮るときのコツでも解説しているのであわせてご確認ください。
動画を撮るときのコツ
フリー素材を使うのもおすすめ
カウントダウンや、キラキラなどのフリー素材を使うことで一気にこなれ感が出ます。
最近は、手作りウェディングムービーのフリー素材も充実していて、
ムービーの導入に使えるロゴの動画素材など、使うだけで一気にプロっぽくなる素材もたくさん。
ただし、おしゃれだからといって、何でもかんでも使っていたら、統一感がなくちぐはぐなムービーになってしまいかねませんので注意しましょう。
ぜひたくさん見て、テーマに合ったものを選んでくださいね。
おすすめ動画素材サイト一覧
◾︎Lab01(らぼわん)
Lab01(らぼわん)では、おしゃれなカウントダウンの動画素材や、
「Welcome to our wedding」や「JUST MARRIED」などのメッセージがおしゃれに表示される動画素材がダウンロードできます。
センスの良い素材がたくさんそろっているので
取り入れるだけでおしゃれでクオリティの高いムービーができますよ◎
◾︎NONNOFILM
NONNOFILMでは、動画素材だけでなく、ムービーのテンプレートもダウンロードできるんです。
写真を入れ替えるだけでできちゃうテンプレートで本格的なムービーが作れます。
◾︎ニコニ・コモンズ
ニコニ・コモンズはクリエイターが自由に素材を登録できるサイトなので、なんといっても素材の数がすごいです。
しかも、動画素材だけでなく、画像や音声もダウンロードできてしまいます。
効果音などがほしいときにもおすすめのサイトです。
ただし、素材ごとに取り決めが違っていて、ウェディングムービーに使用できない可能性もあるので注意しましょう。
※それぞれのダウンロードページに「利用条件の詳細」が記載しているので、ひと目で確認ができます。
オープニングムービーを作っていく
素材がそろったらオープニングムービーを作っていきましょう。
初心者でもカンタンに使えるおすすめのソフトについては、手作りプロフィールムービーをおしゃれに作るためのポイント5つ【結婚式のDIY】のムービー制作ソフト選びでも解説しているのであわせてご確認ください。
ムービー制作ソフト選び
上記で紹介しているソフトのほかにも、
無料動画素材サイトのNONNOFILMでは、After Effects や VideoStudio などのソフトのテンプレートを扱っていますが、こちらの3つの中で初心者におすすめなのはVideoStudioです。
◾︎VideoStudio
VideoStudioは有料ソフトですが、無料体験版もついているので安心です。
使いやすい編集画面で、初心者の方にもわかりやすく、ハイクオリティな動画が作れると人気です。
使い方はNONNOFILMでも詳しく解説しています。
\ダウンロードする/
VideoStudio
ムービーを制作する上で気をつけること
ムービー制作は少しのコツで垢抜けた雰囲気を出すことができます。
難しいテクニックではないので、ひとつひとつていねいに仕上げていくことが大事です。
ムービーを制作する上で垢抜けるコツは、手作りプロフィールムービーをおしゃれに作るためのポイント5つ【結婚式のDIY】の素人っぽくならないようにするコツでも解説しているのであわせてご確認ください。
素人っぽくならないようにするコツ
また、ムービー制作する上で「よくある失敗」というものがいくつかあります。
「よくある失敗」で作り直しになってしまうカップルも多いらしく、式場の方からも注意事項として通達があるかもしれません。
あとになってから修正するのは時間的にも大変ですので、必ずあらかじめ把握して対策をとっておきましょう。
ムービー制作における「よくある失敗」については、手作りプロフィールムービーをおしゃれに作るためのポイント5つ【結婚式のDIY】のムービー作りでよくある失敗でも解説しているのであわせてご確認ください。
ムービー作りでよくある失敗
やっぱり外注する!
やっぱり作っている時間がなさそう!
やっぱりうまくできないから外注したい!
となったら早めに行動していきましょう。
ウェディングムービー専門の制作会社であれば、早めに納品してくれるところもありますが、式場での試写はかかせないので早めの行動が吉です。
おすすめの外注ムービー業者についてはこちらにまとめています▼
おすすめ外注ムービー
特急オプションですぐに納品してくれるところもあるので、あきらめずに探してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新郎新婦入場前にパーティー会場をあたためてくれるオープニングムービー。
作り方をおさらいしましょう。
オープニングムービーの作り方
◾︎注意事項を確認する
◾︎リサーチする
◾︎コンセプトを考える
◾︎構成を考える
◾︎写真などの素材を集める
◾︎フリー素材も使ってみる
◾︎制作ソフトを選ぶ
◾︎よくある失敗に注意して制作していく
ムービー制作は、始めると楽しくて止まらなくなるところも魅力です^^
ぜひ計画的に準備して、こだわりの演出をしてみてくださいね。