新型コロナの影響で、結婚式を延期・キャンセルするカップルが増えています。
とはいえ、ライフイベントである結婚式の延期・キャンセルは、けっこうなおおごとです。
もちろん、諸事情により延期せず予定通り決行するカップルもいらっしゃいます。
今回は、延期するかどうか迷っているカップルのために、延期するかどうかを決める基準や、延期の場合の対応などを解説していきます。
本記事の概要
◾︎結婚式を延期・キャンセルするかどうかを、決める基準
◾︎結論を出す前にあらかじめ確認しておくべきこと
◾︎予定通り決行する場合の対応
◾︎延期・キャンセルする場合の対応
この記事を書いた人
もくじ(クリックした項目に移動します)
新型コロナに伴い、結婚式を延期するかどうか【決断の基準】
正直、結婚式を延期するかどうかは、式場の対応にもかかっています。
結婚式の延期にあたり、キャンセル料をきっかり請求する結婚式場もあれば、
一方で、結婚式場の方から延期の提案をしてくれるところもあるとのことです。
まずは、結婚式を延期した場合の確認事項をしっかり押さえておきましょう。
その上で、親族やゲストの状況や意見を加味しながら決めていくのが最善と思われます。
延期するかどうかを決断する前に確認しておくこと
結婚式場の対応について
◾︎延期する場合、キャンセル料はかかるのかどうか
◾︎キャンセル料がかかる場合、いくらになるか
◾︎挙式予定日までの期間ごとのキャンセル料
◾︎延期した場合、結婚式の日付はいつごろになるのか
新型コロナが猛威をふるっているこの状況に、柔軟に対応してくれる結婚式場も増えているので、
一度、結婚式場に相談してみてください。
また、延期する場合は、挙式までの期間によりキャンセル料が異なるケースもありますので、
決断するにはなるべく早くに越したことはないですが、期間ごとのキャンセル料を確認しておきましょう。
ただ、もしもキャンセル料が200〜300万ほどかかってしまうのであれば、
それは二人で負担するのが厳しいという場合もあるかもしれません。
決行する場合は、ゲストへの配慮を徹底していきます。
(結婚式を予定通り決行する場合のゲストへの配慮(同ページ内リンク)へジャンプ▼)
ゲストの状況を加味しておく
◾︎妊婦・子ども・お年寄りなど、感染のリスクが高いゲストがいるかどうか
◾︎遠方から来ていただくゲストがいるかどうか
上記のゲストがいる場合、ゲスト判断で欠席とする場合もあるかもしれません。
しかし、せっかくの結婚式だからということで、ゲストの厚意で出席していただき、
万が一のことがあった場合はたいへんです。
延期の決断をする前に、もう一度ゲストへ出欠の確認をしてみるというカップルも多いようです。
外注で手配しているものについて
◾︎ペーパーアイテム
◾︎カメラマン
◾︎ヘアメイク
◾︎ウェディングムービー
◾︎司会者
もし、個別で外部の業者にオーダーしているものがあれば、延期にあたりキャンセル料がかかるのかどうかを確認しておきましょう。
このような非常事態ではありますので、実費がかかっていない限りは柔軟に対応してくれるところも多いかと思います。
ブライダル保険について
万が一のときのために、あらかじめブライダル保険に入っていたという新郎新婦さまも多いはず。
ところが、今回のコロナに伴う結婚式の延期については、保険が適用されないケースも多いようなので要注意です。
延期後の日程を決める前に確認しておくこと
結婚式を延期する場合、延期後の日程を調整しなくてはいけませんが、延期後の日付では適応できないことがないかどうか確認しておくと安心です。
延期後の結婚式場の対応について
◾︎着用予定だったドレスが、延期後の日付でも空いているかどうか
◾︎予定していた演出などは、延期後の時期でもできるかどうか
延期日程で、着用予定だったドレスが空いてるかどうかの確認も忘れずに!
せっかく出会った運命のドレスが、延期後の日程では着れないということがあるかもしれません。
どうしても日程が空いてなくて、別のドレスになってしまうという場合でも、あらかじめ確認しておくかどうかで気持ちの整理もつきやすいです。
また、ガーデンウェディングやガーデンビュッフェなどを予定していた場合、延期後の日程が真冬や真夏になってしまったら、実施がむずかしくなるかもしれません。
日程を加味して優先順位を決めて行くようにしましょう。
外注で手配しているものについて
◾︎カメラマン、ヘアメイク、司会者など、当日に手配している担当者が延期後の日付も空いているかどうか
◾︎ペーパーアイテム、ムービー、ブーケなど、日付の変更はしてもらえるか
カメラマンやヘアメイク、司会者の方に関しては、
延期後の日程があいていない可能性があります。
あらかじめ確認しておくと、別の人や業者を手配するときに
スムーズに調整ができます。
もう一度、ゲストへ出欠確認を取っておく
最後にもう一度ゲストへ出欠をとってみるのも良いかもしれません。
一度は出席のご連絡をいただいた場合でも、連日の不安をあおる報道に、不安な気持ちが大きくなっているゲストも多いはずです。
ゲストを尊重し、もう一度出欠の確認をとることで配慮が感じられます。
そんなときに役に立つのがWEB招待状です。
WEB招待状なら出欠確認の機能がついているので、スムーズに確認を行うことができます。
ごあいさつ文も自由に変えられるので、応用ができます。
再度の出欠確認に使うならWeddingdayがおすすめ。
シンプルなフォーマットなので再度の出欠確認でもくどくならずに使えます。
また、内容も内容なので、お花をあしらった感じの華やかなデザインよりも
シンプルなデザインがおすすめです。
再度出欠の確認を行い、欠席に変更するゲストもいらっしゃるかもしれません。
ですが、このような事態ということもあるので、ゲストの決断を尊重することが大切です。
WEB招待状は、延期後の日程のお知らせにも使用することができますよ。
くわしくは、延期後の日程のお知らせにも使えるWEB招待状を活用(同ページ内リンク)でも解説しています。
それでは、以上のさまざまな状況を加味して、予定通り決行する場合と、
延期する場合の対応について解説します。
延期する場合は、結婚式を延期する場合の対応(同ページ内リンク)へジャンプ!
結婚式を予定通り決行する場合のゲストへの配慮
キャンセル料が200〜300万円かかってしまう…などの理由で
やむをえず予定通り決行する新郎新婦さまもいらっしゃると思います。
決行すると決めたあとも
「この時期に決行するのはゲストに迷惑ではないか…」
「万が一のことがあったらどうしよう…」と
うしろぐらい気持ちが拭えない新郎新婦さまも多いです。
しかし、ゲストもお二人の晴れ舞台のために万全の準備・対策をして出席しようとしてくれているかもしれません。
予定通り決行すると決めたなら、お二人自身が腹を決めて楽しむことも大事ですよ^^
出席してくれるゲストに対する配慮や対策が万全にできていれば、
ゲストにも気持ちが伝わりますし、気持ち的に深刻になりすぎないほうがウイルスを寄せつけません。
ゲストへの配慮について
◾︎当日は消毒スプレーを各所に配置
◾︎当日は、スタッフもマスク着用のもと執り行い、ゲストもマスク着用可にしておく
◾︎受付で手ピカジェルや手作りマスクを配布する
◾︎会場は換気を徹底する
◾︎あらかじめ、当日の予防策をゲストに連絡しておく
◾︎ビュッフェなどの演出は中止する
当日は、すべてのスタッフに対してマスク着用にしてもらい、
ゲストもマスク着用可にしておくなど、万全の対策をしておきます。
また、当日の対策として
消毒スプレーの設置、マスク着用可、スタッフのマスク着用義務、会場の換気などについて
あらかじめゲストに連絡しておくと、出席するゲストも安心です。
そして、ビュッフェなど感染リスクが高まるものに関しては取りやめるのが無難です。
ウイルスが感染するときは条件があるので、きちんとポイントを理解し、
予防しておくことが大事です。
ウイルスが感染するポイント
◾︎密閉した場であること
◾︎飛沫が飛び交うこと
◾︎密集した空間であること
満員電車でも、リスクが高いとされているのは咳・くしゃみをする人が近くにいるときだけです。
また、大声かつ至近距離で話すような食事会や、大皿の食べ物をシェアするのもNGです。
なので、結婚式であれば席の間隔を広くあけるなどを考慮し、
換気などの万全の対策を取ることが大事です。
もし決行する場合は、ゲストへの配慮を第一に大切にして、当日は思い切り楽しむようにしてくださいね。
結婚式を延期する場合の対応
さまざまな状況を加味して二人で話し合った結果
結婚式を延期すると決めた場合は、テキパキと動くのが大切です。
延期した場合の初動について
◾︎結婚式場へ延期の連絡
◾︎結婚式場へ延期後の日程の調整をする
◾︎両親へ報告
◾︎ゲストへ連絡
まずは結婚式場へ報告し、プランナーさんへ今後の予定について確認しましょう。
また、ゲストへの連絡もなるべく早く済ませた方が良いでしょう。
仮に延期後の日程がまだ決まっていなかったとしても、延期が決定したらなるべく早くゲストへ連絡するのがマナーです。
そのほかの再手配
◾︎ドレスの日程を押さえる
◾︎カメラマン、ヘアメイク、司会者の日程を押さえる(or 別の担当者を探す)
◾︎ペーパーアイテム、ムービーの日程変更を依頼する
◾︎そのほかブーケなど外注していたら、日程変更の旨を伝える
ドレスや、カメラマン、ヘアメイク、司会者に関しては、当日に必要なので
すぐに変更後の日程で押さえておくようにしましょう。
カメラマン、ヘアメイク、司会者に関しては、日程が空いておらず、新しく探す必要があるかもしれません。
そのほかの挙式までに準備しておく必要があるペーパーアイテム、ムービー、ブーケなどの
各業者にも連絡を忘れないようにリストアップしておくのがおすすめです。
延期後の日程のお知らせにも使えるWEB招待状を活用
結婚式の延期後に、もう一度招待状を送ったり、出欠確認をするのは精神的にも負担が大きいと思います。
そんなときにもおすすめなのが、WEB招待状です。
再度の招待状を送るのにおすすめなのは楽々Wedding招待状です。
無料で使用することができますし、フルアニメーションのデザインを選べばクオリティも高く、決して手抜きには見えません。
ほかにも、有料ですがDEARもおすすめです。
有料といえども、ゲスト全員に送るなら、紙の招待状よりもはるかに安く、かんたんに(でもクオリティは高く)用意することができます。
WEB環境のないゲストには、別で招待状を用意する必要があるかもしれませんが、
事情が事情なので、本来ならマナーを重視する目上の方にも受け入れられるのではないでしょうか。
結婚式の延期にあたり、気持ちの整理をつける
やむをえず延期の決断をされた新郎新婦さまも多いと思います。
SNSなどでも、延期にあたってキャンセル料がかかったり、
あきらめなくてはいけないこともあったりして落ち込んでいる花嫁さまをお見受けします。
しかし、延期のご決断はゲストを想ってのこと。
その配慮やお気持ちは、ゲストにも伝わり、
延期後の結婚式はとてもあたたかいものになるにちがいありません。
お気を落とさず、準備期間が長くなったことを利用して、DIYなどに挑戦してみるのもおすすめです。
延期を利用して作るおすすめアイテム
妊活の開始時期の遅れについて
また、結婚式の延期に伴い、妊娠出産などのライフイベントが遅れることにあたり、焦りを感じている花嫁さまも多くお見受けします。
しかし、こればかりは授かりものですので、たとえ予定通りに結婚式を決行し、すぐに妊活に励んだからといってすぐに妊娠できるとは限りません。
「数か月、あるいは1年の遅れが致命的になるかもしれない」という“事実とは言いきれないこと(思い込み)”に翻弄されるよりも、
延期になった分、規則正しい生活や食事に気をつけて妊娠しやすい体づくりをしておく方が有意義な過ごし方ができますよ◎
挙式までの期間がのびたことを利用して、
妊娠前デトックスラボのような機関を利用し、妊娠に向けて準備を整えておくこともできますね。
まとめ
結婚式の延期に関しては、準備や確認事項、そしてゲストへの配慮が大事になってきます。
◾︎キャンセル料の有無や金額
◾︎ゲストの再出欠をとる
◾︎延期後日程でのドレスやカメラマンなどの手配
など、確認することはたくさんありますが、
どういった決断をするにせよ、腹を決めて動いていくことが肝心です。
来ていただくゲストへの配慮も第一に考えつつ、お二人で納得のいく答えを出してくださいね。
ゲストへの配慮を忘れなければ、どんな結論を出すにせよ、ゲストは二人の決断を尊重してくれるにちがいありません。
連日感染拡大の報道がされていますが、
これを読んでいる新郎新婦さまも、くれぐれも体調管理にはお気をつけてお過ごしください。
素敵な結婚式になるよう心よりお祈りしています。